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◆在宅介護が基本! |
西部地区では初めて個人でケアマネジメントセンターを立ち上げた上田さん。
開口一番、「在宅での介護が一番ですよ。」とおっしゃいました。
何故ですか?
「家族が相手なら気がねしない、負い目もない。本音で付き合う家族だからこそできる介護があるんですよ。」
「同じ我慢でも、違うでしょ。」
そうですよね。
プロでも他人の施設職員・・・。素人だけど、長年一緒に暮らしている家族・・・。
「人と接する時間だって、どうですか?どれだけの時間、傍にいられますか?」
ええ、ええ。他の入所者もたくさんいるわけですからね。
特別養護老人施設での指導員や、ケアマネジャーの経験が20年にもなるという方の言葉。重みがあります。
病院・介護施設内にいらっしゃるケアマネジャーとは少し違う介護を目指していらっしゃるようです。
「もちろん、デイサービスも必要でしょう。施設でないとできないサービスもあるでしょう。でも、見慣れた天井を見、子や孫の声を聞きながら過ごす時間って他に変えられないでしょう?」
ふむふむ・・・・・。
上田さんが立ててくれるケアプランの中身が見えてきますね。
介護の必要な方にとって一番いい介護のあり方を、本人・介護する人・ケアマネジャーでよく考え、話し合うことの大切さを痛感しました。
上田さんへの連絡先
- 24時間訪問ケアステーション
Tel:0537-37-3311
ケアマネジメントセンター
Tel:0537-37-3312
(有)Mタウン
菊川町東横地566-1
FAX共通0537-37-3313
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◆介護の基本用語「ケアマネージャーって何?」 |
介護保険制度におけるサービスの流れの中で中心的な役割を担うものが、介護支援相談員(ケアマネジャー)です。
《ケアマネジャーの仕事》
ケアマネジャーは要介護者等からの相談に応じ、要介護者等が心身の状況に応じ適切な在宅または施設サービスを利用できるよう、介護支援サービス(ケアプランの作成)を行い、市町村、事業者、施設等々の連絡・調整等を行います。
《市民との接点は》
サービス利用希望者が市町村に申請を行いサービスを受けるためには、要介護認定を受けなければなりません。要介護認定を行うのは、市町村に設置された介護認定審査会が行います。
申請から認定が下りるまでは概ね30日以内とされていますが、ケアマネジャーはこの認定作業ができるだけ速やかに行われるよう、連絡・調整を行います。
《ケアマネジャーの役割》
要援護者(要支援者・要介護者)が最も効果的に保健・医療・福祉サービスが利用できるよう、要援護者の利益のために活動する役割を持ちます。
要援護者が自己決定していくことをフォローすることが基本であり、ケアマネジメントは要援護者の自立を支援し、生活の質を(QOL)を高めることを目的としています。
QOL = Quality of Life = 生活の質 =
一人の人間として、家庭的にも社会的にも自分の存在を見出せる生活を送れること)
《ケアマネジャーの望ましいあり方》
◎あくまでも要援護者の立場に立って考えることが基本。
◎要援護者の自立生活のために何が必要かを理解し、意志・人格等を尊重し、自己決定を促しながら、ケアプランを立てることができる。
◎要援護者の要請に応じたサービス・提供できるサービス(在宅・施設など)についての豊富な知識を持っている。
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