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◆地域生活支援の家 あっと ほーむ |
浜松中沢町、柳どおりをちょっと入ったところに、地域生活支援の家「あっとほーむ」はあります。
浜松養護学校のバスから降りた子どもたちの憩いの場。
荷物を置いて、手を洗って、おやつを食べたり、着替えをしたり・・・。
わいわいがやがや、明るい声が響きます。
地域の中で、障害のある子どもたちが生活できるようにと保護者とその協力者で、作ってしまいました。
「あっと ほーむ」支援チャリティー絵画展で、代表の水崎さんにお話をうかがってきました。
民設民営なので、運営は大変。でものんびりと待っているわけにもいかない。
みんなで協力して、考えながら立ち上げました。
最初、テレビ・ビデオを入れるかどうかでも悩みました。テレビを見ているだけなら自分の家にいるのと同じだろうって。でも、雨の日のことも考えて置くことに決めました。
すると、子どもたちはテレビ・ビデオなんか見ていない。子どもは子ども同士、見た目には関わり合っているようではないけれど、みんなの空気の中で、お互いに意識しあい、存在しあっているようです。
そうですよね。子どもは子どもたちの中にいたいもの。どこが一番居心地がいいのか、知っているんでしょうね。
さて、ある金曜日の放課後の様子です。
いつものメンバーの3人と時々顔を見せる一人と、4人の子どもたちが放課後を過していました。
楽しみなおやつの時間です。アンパンマンの形のパンが行ったり来たり・・・。「〇ちゃんどうぞ」「ありがとう」
「じゃあ、今度は〇ちゃんどうぞ」「ありがとう」
そして指導員の佐藤さんが「〇ちゃん、わたしにもくださいね。」
すると、〇ちゃん、絶妙のタイミングで
『イヤッ!』
ボランティアの4人の方たちも、笑いの渦に包まれます。
これが、信頼されるおとなと愛される子どものいる風景ですよね。
近くの小学校まで散歩に出かけることもあり、地域の子どもたちとの交流も図られるようになってきたというお話でした。
こういう小規模な施設が、各地域にたくさん必要なのではないか、とも考えていらっしゃるようです。
身近な地域で、いろいろな人々が助け合って暮らしていける。
そういう町づくりを考えたいですね。
民営の施設にはありがちなことですが、運営を続けることは大変だそうです。
私たちにできる支援、考えたいですね。
障害をもつ子どもたちのために、地域での活動の場を提供します
地域生活支援の家 あっと ほーむ
〒430-0906 浜松市中沢町69-16
Tel:053−474−8834
Email:at-home@po2.across,or.jp
http://plaza.across.or.jp/at-home
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